演算子について理解したい人向け
複合演算子ってなに?
加算子・減算子ってなに?
聞いた事ないけど難しそう・・・
名前は難しそうですが仕組みはいたって単純です。
今回は複合演算子と加算子・減算子について解説していきます。
複合演算子とは?
複合演算子とは代入演算子(=)と合わせて代数演算子(+,-,*,/,%,**)、文字列演算子( . )を使用することを言います。
2つ合わせるので複合演算子と呼びます。
代数演算子や文字列演算子が分からない方は以下の記事を参考にしてください。
複合演算子を使ってみよう
代数演算子との使い方
結局、文字で解説されてもなんだかわからないと思いますので、さらに解説していきます。
左辺 演算子= 右辺
上記の形のことを複合演算子と呼びます。
それでは、代数演算子の例を見てみましょう。
<?php $i = 100; $i += 1; //イコールの前に「+」を記述 echo $i; //結果 101
上記は100に1を足した式となるので、以下の表記と同じです。
<?php $i = 100; $i = $i + 1; //100に1を足す echo $i; //結果 101
足し算( + )引き算( - )掛け算( * )割り算( / )余り( % )累乗( ** )全て行えます。
<?php $i = 100; $i -= 3; //3を引く echo $i; //結果 97 $x = 100; $x *= 3; //3を掛ける echo $x; //結果 300 $y = 10; $y **= 3; //10*10*10 echo $y; //結果 1000
文字列演算子との使い方
使い方は変わりません。
左辺 .= 右辺
イコールの前にドット( . )を置くだけです。
<?php $bob = "ボブ"; $bob .= "です。はじめまして。"; echo $bob; //結果 ボブです。はじめまして。
上記のようにドット( . )で結合することができました。
加算子・減算子とは?
加算子・減算子とは、ある変数に1を加える、1を引くと言う演算を行い、結果を変数自身に代入することを言います。
加算子は「++」
減算子は「--」
で記述します。
以下はサンプルコードです。
<?php $i = 100; echo $i++; //結果100 処理内容 100を返し1を加える echo $i; //結果 101 $x = 100; echo ++$x; //結果101 処理内容 1を加え、101を返す echo $x //結果101 $y = 100; echo $y--; //結果100 処理内容 100を返し1を引く echo $y; //結果99 $z = 100; echo --$z; //結果99 処理内容 1を引き、99を返す echo $z; //結果99
演算子を置く位置によって返される値が変わっている事に気がつきましたか?
演算子を前に置くと「演算→値を返す」順番で処理されます。
演算子を後ろに置くと「値を返す→演算」順番で処理されます。
まとめ
複合演算子とは代入演算子(=)と合わせて代数演算子(+,-,*,/,%,**)、文字列演算子( . )を使用すること
加算子(++)・減算子(--)とは、ある変数に1を加える、1を引くと言う演算を行い、結果を変数自身に代入すること
代入演算子(=)の前に演算子が出てきたらこの記事を思い出しましょう!